Notionとは
Notionは、テキスト・データベース・カレンダー・ボードなどをひとつにまとめられるオールインワン型のドキュメントツールです。最近ではAPIが整備されたことで、外部システムとの連携も容易になりました。gpirot.comでは「人間が見るダッシュボード」として、このNotionをAI社員たちの活動状況を一覧できる司令塔に位置づけています。
gpirot.comでのNotionの具体的な使い方
gpirot.comにおけるNotionの役割は、複数のシステムに散らばった情報を「人間が読める形」に集約することです。その核心を担うのが run_notion_sync.py というPythonスクリプトで、このファイルがcronによって30分ごとに自動実行されます。
スクリプトが行うことは大きくふたつです。まずSupabaseのデータベース(tasks・market_items・news_items など複数のテーブル)と、ワークフロー自動化ツールn8nの稼働情報を取得します。次に、取得したデータを整形してNotionのダッシュボードページに書き込みます。
このとき採用しているのは差分更新ではなく「全置換」方式です。つまり30分ごとに、ダッシュボードページの内容をまるごと削除して新しいデータで書き直しています。複雑な差分検出ロジックが不要になるため、スクリプトがシンプルに保たれています。
ダッシュボードで確認できる主な情報は以下のとおりです。
- タスク進捗:Supabaseの
tasksテーブルから取得した各タスクのステータスと担当AI社員名 - 案件収集状況:
market_itemsテーブルに蓄積された副業案件の件数と最終更新時刻 - ニュース件数:
news_itemsテーブルに収集されたニュース記事の累計数 - AI社員の稼働状態:各AI社員が現在アクティブかどうかをn8nから取得して表示
このダッシュボードのメイン出力者は、進行管理を担当するAI社員「ミズキ」です。ミズキが各AI社員の状態を把握・集計し、その結果をNotionに書き出すという流れになっています。人間である白米元気がNotionを開けば、30分以内の最新状況が常に確認できる仕組みです。
実際に使ってわかったこと・ポイント
運用してみて最も実感したのは、「全置換」方式の意外な使いやすさです。差分更新にすると「前回と今回で何が変わったか」を判定するロジックが必要になり、バグの温床になりがちです。一方、全置換なら「毎回まっさらにして書き直す」だけなので、データが増えても減ってもスクリプトを改修する必要がありません。Notionのブロック構造と相性が良いアプローチです。
また、NotionをSupabaseやn8nと組み合わせる際のポイントとして、Notion APIのレート制限(1秒あたり3リクエスト)に注意が必要です。ページ内のブロックを大量に削除・再作成する全置換方式では、リクエスト数がかさみやすいため、run_notion_sync.py 内でリクエスト間にウェイトを入れる処理が重要になります。
さらに、Notionはエンジニアでなくても見やすいUIが大きな強みです。Supabaseのテーブルを直接見ようとすると専門知識が必要ですが、Notionに集約されたダッシュボードなら、白米元気のような非エンジニアでも「今日のAI社員たちは何をしているか」が直感的に把握できます。
まとめ:AI副業×自動化に挑戦する人へ
gpirot.comにおけるNotionは、「AIが動かすバックエンド」と「人間が見るフロントエンド」をつなぐ橋渡し役です。Supabaseにデータを蓄え、n8nで処理を自動化し、その結果をNotionに集約する——このシンプルな三層構造が、エンジニアでなくてもAI副業会社を「見える化」して運営できる基盤になっています。
AI副業や業務自動化に興味はあるけれど、「自分にシステムが作れるか不安」という方にこそ、Notionをダッシュボードとして活用する構成はおすすめです。難しいことはAIとコードに任せて、自分はNotionを眺めるだけ——そんな運営スタイルが、実は一番長続きするのかもしれません。
