副業を始めたとき、わたしの目的はシンプルでした。お金が欲しかった。
クラウドワークスで案件を探し、応募し、こなす。やれば収入は上がり、「自分にもできる」と実感できた。最初はそれで十分だったと思います。
けれど続けるほど、胸のどこかに違和感が積もっていきました。
「時間の切り売り」という壁
副業の収入は、結局どれだけ時間を差し出せるかで決まる。
AIを取り入れて効率化しても、実態は時間単価を少し上げるだけ。構造は変わらない。
1日24時間。仕事と睡眠で16時間。生活に必要な家事や買い物を差し引けば、副業に使えるのはわずかな時間です。
睡眠を削り、スキマをかき集め、わたしも必死に積み上げました。収入は増えた。でもそれは時間を投下したぶんの当たり前。依頼が途切れれば終わる不安は消えませんでした。
スキルがない自分と向き合う
わたしは10年ほど事務職でした。胸を張って「これがスキル」と言えるものはなく、新しいツールにも触れてこなかった。
気づけば、「惰性で会社にいる人」になっていた自分が悔しくて、強いコンプレックスを抱えていました。
だから副業で「これがわたしの武器だ」と言えるものを探したのに、行き着く先はやっぱり時間の前提。抜け出せない感覚が残りました。

「LLM無職」という発想に出会う
そんなとき、ある記事で「LLM無職」という言葉を目にしました。はっきりした定義はありません。ただ、わたしはこう解釈しました。
AIを使って“仕組み”を先に置き、有益なコンテンツや収益の流れを“自走”させる働き方。
速く働く人ではなく、仕組みを回す人になる。
手を動かさなくても回る小さな装置を積み上げる——この発想に、電流が走りました。
第一歩は「AIニュースの自動収集」
最初の装置として選んだのは、AIニュースを“手動で追わない”仕組みです。
情報は鮮度が命。でも、手で追う時間はない。だったら探すこと自体を仕組み化すればいい。
知識はゼロ。ChatGPTに相談しながら、まずは動く最小ループを作ることを目標にしています。
(入口→選別→要点化→保存→通知、のシンプルな流れで小さく回すイメージです。)
リスクは承知。それでも旗を立てる
正直に言えば、収益化の時期は未定です。コスト先行で、自己満足に終わる可能性もある。
それでも、今は前提を変えることを優先します。前提を変えなければ、未来は変わらないから。
おわりに
わたしは「速く働く人」から、「仕組みを回す人」へと役割を変えます。
もしあなたも“時間の切り売り”の限界にモヤモヤしているなら、この記録が何かのヒントになればうれしいです。
noteでも紹介しています。
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